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大阪のおすすめ就労移行支援事業所
大阪の就労移行支援事業所を検討しておられる方の選ぶ基準の1つに『事業所がどこまで負担してくれるのか?』という意見が多くあります。
この記事では、就労移行支援を利用する際の交通費はだれが負担するのか?
大阪にある就労移行支援事業所で交通費を支援してくれる事業所はあるのか?!ということについて詳しく解説していきます。
交通費は原則利用者負担だが【助成のある就労移行支援もある】
就労移行支援事業所には、利用者自己負担額と呼ばれる利用料金と、交通費などの自費でかかる費用の二種類の費用が御座います。
具体的には…
利用料→国から定められた利用者自己負担額
交通費・昼食・学習にかかる費用→原則利用者負担
この、二つとなってきます。
それでは、利用料から交通費などの各種費用について詳しく見ていきましょう。
就労移行支援にかかる交通費は誰が負担する?【二種類の助成を活用】
上記で紹介した通り、就労移行支援事業所に通う際の交通費は原則本人が負担する事となります。
ですが、大阪府内にある就労移行支援事業所では、交通費を『全額負担』『一部負担』『負担なし』の3種類の就労移行支援事業所があったり自治体によりサポートを受けられるケースがございます。
これらを活用する事で自宅から遠すぎる事業所を選んでしまい、金銭的な負担が大きく通えない、社会復帰するために通所回数を増やしたいが週に1度2度通うだけではなかなか就職するのにも時間がかかってしまうといった負担を比較的軽減することができます。
就労移行支援によって交通費を助成してくれる【交通費支援制度】
就労移行支援事業所によっては、交通費を一部あるいは全額負担してくれるところもあります。
このような事業所を選ぶことで、金銭的な負担やストレスを軽減できるため、学習に集中しやすくなるでしょう。
上記でもご説明したように、毎日通っても事業所が負担してくれるので
全額利用者負担と考えれば一部でも事業所が負担してくれるのであれば、金銭的に大きく変わってくるでしょう。
学習したいけど金銭面が心配で学習ができないと言った声も多く聞きます。
就労移行支援事業所を選ぶ1つの基準として交通費の支援があるのかないのか?事業所は大きな基準となってくるでしょう。
市区町村毎の助成制度や自治体が負担してくれるケースもある
就労移行支援事業所に通うための交通費を、自治体が負担してくれるケースもあります。
大阪でもこのような取り組みを行っていて、
就労移行支援を利用している
低所得者の基準を満たしている
交通機関を利用しなければ通所できない
上記の条件を満たすことができれば、自治体に交通費を負担してもらうことができるのです。
大阪で交通費の支援がある就労移行支援事業所3選
それでは、本題の大阪において独自に交通費の支給制度を実施している就労移行支援事業所を全部で3箇所ご紹介していきます。
この他にも、一部自治体の支援制度などを活用して一部負担してくれる就労移行はたくさんありますがこの記事では
事業所が側が独自に支給しているものを厳選してご紹介していきます。
実際に大阪府の就労移行支援事業所で「交通費の支給」を行なっている事業所は以下の通りです。
事業所名 | 交通費の支給 | 昼食の提供 |
---|---|---|
全額支給 | 無料提供 (飲食店 提携) |
|
一部支給(※金額規定あり) | 無料提供 | |
一部支給(※金額規定あり) | 1食50円 |
ここからは、大阪府内に点在する交通費の支給や支援を行ってくれる就労移行支援事業所
をご紹介していきます。
就労移行支援事業所WithYou
交通費 | 全額支給 |
---|
WithYouというのは、大阪市指定の就労移行支援事業所です。
この事業所では、利用する全ての方に平等な学習を提供するため通所にかかる交通費の全額負担を実施しております。
withyouでは、交通費の全額負担ですから学習したいから週に何回も通いたいという方にとっては交通費がいらない分、安心して通うことができます。
通うということは就職するにあたり、習慣になりますので
とても大事なことです。
しかし、無理をして通って体調が悪くなったりすると余計に就職への道のりが遠ざかってしまいます。
交通費は負担されますが、自分のペースで無理のないよう通所を心がけましょう。
WithYouは交通費以外にもなんと、昼食の提供・テキストの提供・資格取得の試験費用の負担なども行っていて、利用される全ての方の学習に差が出ないような取り組みを行っているようです。
このような取り組みから通う方は、ほとんど金銭面を気にすることなく、通うことができるのです。
ここまで、事業所側が負担するのはとても珍しい事ですのでWithYouが人気の理由の一つとして上記の内容が占めております。
就労移行支援事業所WithYou事業所一覧
WithYouでは合計4校の事業所がございますので、
それぞれアクセス面なども合わせてご紹介いたします。
堺筋本町校
最寄り駅 | 大阪市営地下鉄 堺筋線・中央線 堺筋本町駅 12番出口より徒歩5分 大阪市営地下鉄 谷町線・中央線 谷町4丁目駅 4番出口 徒歩5分 |
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所在地 | 〒540-0029 大阪市中央区本町橋2-22 第26松屋ビル401号 |
営業時間 | 月~土 9:00~17:00 |
TEL | 06-4256-4264 |
本町校
最寄り駅 | 大阪市営地下鉄 御堂筋線 本町駅 17番出口より、徒歩1分以内 |
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所在地 | 〒541-0054 大阪市中央区南本町4丁目5-7 東亜ビル1005号 |
営業時間 | 月~土 9:00~17:00 |
TEL | 06-4256-4264 |
梅田校
最寄り駅 | 阪急梅田駅 2階中央改札から、徒歩8分 阪神梅田駅 東口改札から、徒歩6分 大阪市営地下鉄 堺筋線扇町駅 6番出口より、徒歩3分 JR天満駅より、徒歩5分 |
---|---|
所在地 | 〒530-0026 大阪市北区神山町1-5 扇町公園ビル801 |
営業時間 | 月~土 9:00~17:00 |
TEL | 06-6766-4779 |
大阪校
最寄り駅 | JR大阪駅 南口から、徒歩5分 大阪市営地下鉄 御堂筋線梅田駅 南改札から、徒歩3分 大阪市営地下鉄 大阪市営地下鉄 谷町線東梅田駅 北東改札から、徒歩4分 |
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所在地 | 〒530-0051 大阪市北区太融寺町 8-2 エーワンビルディング2階 |
営業時間 | 月~土 9:00~17:00 |
TEL | 06-6586-9992 |
詳しい内容が気になる方は就労移行支援事業所WithYouの公式ページをご覧ください。
就労移行ITスクール(旧ルーツ)新大阪・大阪梅田
交通費 | 交通費は一部支給(※規定あり) |
---|
利用日×往復の交通費を翌月にまとめて支給してくれる
(※交通費が支給されるかは事業所に要相談である。)
ITスクール新大阪・大阪梅田は、うつ病や統合失調症などの精神障害や発達障害に悩んでいる方に向けてIT企業就職に向けたのサポートを行っています。
専門的なプログラミングスキルまで幅広く学ぶことができ、職業の選択肢を広げることができるので、就職したい職種をゆっくりと選ぶことができます。
就労移行ITスクールでの交通費は事業所により異なりますが、新大阪・大阪梅田は条件次第で負担してくれる事業所です。
ご自身の体調面・精神面をスタッフと相談し考えながら就職までのプログラムを一緒に考えて目標に向けて頑張れます。
就職活動に関することには力を入れており、働くこととは?という基礎的なところから
自己分析・ビジネスマナー・面接の練習など就活に必要なことを1から学ぶ事ができるのが
ルーツ新大阪の特徴であり、強みの一つです。
ITスクール(旧ルーツ)事業所一覧
それではITスクール(旧ルーツ)で交通費支給の事業所をご紹介します。
ITスクール新大阪(旧ルーツ)
最寄り駅 | ■ 大阪メトロ「西中島南方」徒歩 約1分 ■ 阪急「南方」徒歩 約3分 ■ JR「新大阪」徒歩 約10分 |
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所在地 | 大阪府大阪市淀川区西中島4-5-1 NLC新大阪パワービル9-C |
営業時間 | 平日 9:00~18:30土曜 10:00~16:00 |
TEL | 06-6379-3799 |
ITスクール大阪梅田(旧ルーツ)
最寄り駅 | ■ JR東西線 「北新地」直結 ■ JR「大阪」徒歩 約7分 ■ 大阪メトロ 「西梅田」徒歩 約2分 ■ 大阪メトロ 「東梅田」徒歩 約5分 ■ 大阪メトロ 「梅田」徒歩 約8分 ■ 阪急「大阪梅田」徒歩 約8分 ■ 阪神「大阪梅田」徒歩 約5分 |
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所在地 | 大阪府大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビル10階1008 |
営業時間 | 平日 9:00~18:30土曜 10:00~16:00 |
TEL | 06-6485-7366 |
詳しい内容が気になる方は就労移行ITスクール(旧ルーツ)大阪梅田・新大阪アクセスまで。
チャレンズ
交通費 | 交通費全額支給(※条件有り) |
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通所にかかる交通費(公共交通機関)の自己負担分を全額支給してくれる。
※月に開所日数の6割以上の通所が必須となります。
チャレンズは障害のある方の「学びたい・働きたい」を全力でサポートしてくれます。
働くために必要なスキルを身に着けることができます。
通いたいけど、不安が上回ってしまってなかなか行動に移せない方が多くいらっしゃると思います。
『対人関係がうまくいかなかったらどうしよう』『前職を退職してからブランクが長くなってしまい、就職できるのか』
『前職を退職してもう一度社会復帰できるか心配』
など不安なことはたくさんあると思います。
チャレンズではそういった方にも気軽に相談してもらえるような環境を整えており
スタッフが不安や悩み事を親身になって相談に乗ってくれます。
チャレンズでは交通費は事業所にて全額負担(※条件あり)です。
昼食は1食50円と、とても安い金額で提供してくれます。
ただし、午前のみ・午後のみの利用の場合は対象外になります。
金銭面の事は気にせず就職活動に専念できます。
就職先も大手の企業に就職された利用者さんも多くいます。
例えば…ヨドバシカメラ・小林製薬・株式会社王将フードサービス・株式会社王将フードサービスなど
軽作業や事務、製造など様々な業種に就職することができます。
ですが、実際に大手企業に就職するのは簡単なことではありません。
しかしチャレンズに通って学ぶ事によって
聞いたことのある企業へ就職することが可能なのです。
ご自身で通所する際にスタッフへ何がしたいか。どんな将来を考えているか相談すれば
スタッフは目標に向けて全力でサポートしてくれるはずです。
チャレンズ事業所紹介
それではチャレンズの事業所へのアクセスをご紹介します。
カレッジ・チャレンズ京橋校
最寄り駅 | 京橋駅より徒歩5分 |
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所在地 | 〒534-0024 大阪府大阪市都島区東野田町4-9-19 村浜ビル4階 |
営業時間 | 8:30~17:30(サービス提供時間 10:00~15:30)土日祝 休み |
TEL | 06-6585-0409 |
詳しい内容が気になる方は公式サイトをご覧ください。
就労移行支援事業所の利用料金や費用について
ここまでで大阪で交通費支給の就労移行支援事業所の紹介してきましたが
他にも…
利用料が知りたい 交通費支給以外のお金の捻出方法は?
利用してる人は交通費をどこから捻出してる?
など上記で紹介した、以外の疑問もたくさんあるかと思います。
ですからここからは、利用料についてや実際に利用してる人は就労移行支援を通う上で通所の費用をどうやって捻出しているかについて紹介していきたいと思います。
就労移行支援事業所の利用料金について【利用者自己負担額上限】
障害者総合支援法により定められた就労移行支援事業所では、利用に関する料金として利用者自己負担額が発生する場合がございます。
所得や世帯の収入によって、原則利用料が発生します、では実際に定められた所得区分による利用料の目安については以下の表をご参考にしてください。
就労移行支援 利用者負担額上限表
区分 | 世帯収入の状況 | 負担上限月額 |
---|---|---|
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円(注2)未満) ※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者を除きます(注3)。 |
9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
筆者の調べによると、体感ではございますが、利用される方のほとんどが休職中であるケースが多く、約9割の方が無料の利用区分で利用されているケースが多いようです。
就労移行支援のお金はどこから出ている?【国によって定められた福祉サービス】
上記の通り、就労移行支援事業所の利用者負担額は、国や自治体が負担し、残りの1割が自己負担となっています。
また、所得区分が(一般1)や(一般2)に該当する方において前年度の収入や世帯所得によって、「負担月額上限」が設定されており、1か月の利用日数に関わらず、それ以上の自己負担は発生しない仕組みとなっております。
生活保護世帯でも交通費は利用者負担!?
上記の通り利用料においては、生活保護や低所得帯の枠であれば利用料はかかりませんが
交通費や学習の教材、昼食や資格費用においては、ほとんどの場合自己負担の部分は話は別です!
一般的には
通所に必要な交通費 学習に必要な参考資料
資格取得に必要な費用
通所時の昼食代
など、が利用料とは別の自費にて負担しなければならない費用の例となります。
交通費については公共の交通機関を使うケースが多いため非常に通所する上での負担となるとの声が多いため通所する上で非常に注意すべき点と言えます。
就労移行支援に通いたいけどお金がない【交通費が捻出できない】
就労移行支援を利用する場合、基本的にはアルバイトやパートができなくなります。
但し:アルバイトをしながら就労移行支援に通所可能なケースもあります。
詳しくは就労移行支援に通いながらバイトは禁止【利用可能なケースや費用対策を解説!】の記事にて解説しております。
上記のように、利用する上で収入がないケースが多いため必然的に交通費の捻出は大きな負担となるでしょう。
では、仮に利用する事業所が交通費の負担を行ってくれない場合、一体どうやって交通費を捻出すればよいのでしょうか。
自治体による障がい者訓練等通所交通費支給を活用する
就労移行支援事業所の利用にかかる交通費を自治体が支給してくれる場合もございます。
現に大阪市では、「障がい者訓練等通所交通費支給制度」があります。
対象者については
(1)本市内に居住している者
(2)自立訓練(機能訓練・生活訓練)事業、就労移行支援事業、就労継続支援B型事業を利用している者
(3)障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律施行令第17条に規定されている低所得1、2及び所得割16万円未満の者
(4)公共交通機関を利用しなければ、通所することが困難な者(定期乗車券購入者に限る。)
となっております。
また、支給額の目安としては原則:1ヶ月5,000円を限度額として、その利用区間の1ヶ月の定期額の半額とする。(ただし、3ヶ月定期または6ヶ月定期を購入している場合には、その金額を月数で除した額(小数点以下切捨て)の半額とする。)
これらの、各市区町村の提供する支給制度を活用することで、就労移行支援に通う上での費用の負担を大きく減っらす事ができます。
家族や親戚に負担してもらう
就労移行支援を利用している方の多くは、家族からのサポートを受けて通所しています。
交通費の捻出を家族や親せきにサポートしてもらうことができれば、金銭的な負担や不安を軽減しながら通所することができます。
家族や親に相談し、援助してもらうのが利用している人の中で多いです。
責任感の強い方の中には、「人の力を借りずに自分で何とかしよう」と考える方もいるのですが、
これをやってしまうと自分を更に追い込んでしまうことになりますので、まずは家族に相談してみるようにしましょう。
就労移行支援は家族の支えもとても必要なので
自分一人で考えて答えを出すのではなく、身近な人に頼ることも大切です。
就職してから恩返ししようと気持ちになれば就職したいという気持ちも自然と高くなっていくでしょう。
国の支援(助成・支援制度)等を活用する
日本というのは非常にサポートが手厚い国で、金銭的に困窮している人に向けた給付金制度をたくさん用意してくれています。
例えば、
失業保険給付金
失業手当
などです。
もちろんこれらの給付金を受け取るためには、一定の基準を満たす必要があるのですが、条件を満たすことができれば、就労移行支援事業所に通うための交通費を捻出できるようになりますので、まずは相談してみるようにしましょう。
貯金を切り崩す
以前働いていて、貯金していたお金に余裕があれば少しづつ貯金を切り崩して交通費や普段の生活に
お金を充てれますが、貯金をすべて使ってしまうと
今後の生活がありますので注意して使う必要があります。
交通費の支援や支給を起こっていない就労移行支援を利用する場合、どうしても利用者の負担が大きくなってしまいます。
できるだけ金銭的な負担を軽減しながら通所したいと考えている場合は、交通費の支援や支給を行ってくれる事業所を選ぶことが大切です。
生活保護を受けていても交通費の支給は受けられる
上記でも、解説したとおり基本的に就労移行支援事業所においての「交通費」は利用料とは別となりますから
就労移行支援側で、交通費を支給している場合は
所得区分(一般・低所得・生活保護)に関わらず支給の対象となります。
但し、事業所によって支給の範囲は様々ですから
まずは一度事業所の方へ利用前に確認するようにしましょう!
※通所日数により上限や支給額が変動するケースもございます。
まとめ
就労移行支援事業所に通うための交通費というのは、利用者負担になることが多いです。
ただ、就労移行支援を受けている間はアルバイトやパートなどの就労が行えないため、家族に相談したり、利用できる制度を活用したりしなければなりません。
ただ、何らかの理由によって国の制度が活用できない場合や、家族からの援助を受けられない場合もあるでしょう。
そのような時は、交通費の支給を行ってくれる就労移行支援事業所を選ぶことが大切です。
大阪にも交通費の支援を行ってくれる事業所がいくつか存在しますので、できるだけ金銭的な負担を減らしながら学習を進めていきたいと考えている方は、先ほど紹介した事業所の中から自分に合った事業所を選ぶようにしてください。
ただし、各事業所の交通費サポートの有無、金額については変更されている可能性もありますので、正確な金額を知りたいと考えている方は、直接問い合わせてみることをおすすめします。